No.152

にゃんくんに告白しておつきあい始まったけど、押せ押せで流しまくってなんとか頷かせたから、自分の方が好きの割合大きいだろうなって思ってるちょぎくん。でも恋仲の立ち位置はいただいたし、恋仲がいるなら他に目を向けるような不誠実な真似はしない男だから満足してる。にゃんくんは刀意識が強いので、恋仲っぽい行動は少しずつ、こういうことするものだよってちょぎくんが教えてにゃんくんが真似る。一緒に万屋にでかけたり、縁側に隣同士で座って日向ぼっこしたり。つきあいだして一ヶ月でやっと手をつないだスローペースだけど、にゃんくんに無理させたくないからってちょぎくんゆっくり進めていくつもり。

なんだけど、別ににゃんくんは刀意識強いわけじゃないしちょぎくんに告られる前から好きだし、恋仲どんとこい一ヶ月もたったら全部していいんじゃねえか? の勢いなんだよね。実は。というのが好き。

ちょぎくんに手を出そうとするたび怪訝な顔されたりビクッと怯え的な雰囲気出すから、怖がらせたいわけじゃないにゃんくん迂闊に手をだせなくなっちゃった……あと、自分のこと性欲少な目理性強強無代様ってちょぎくんが無意識に見てるの勘づいちゃって、わりと性欲アリアリ一般的な南泉一文字だが!? と思いつつ、ついそれっぽく振舞っちゃうので……。だって好きな子のタイプになりたいしね。仕方ないよねにゃんくん。

という二振りでラブコメしてほしい。見てるの大変楽しいから誰もちょぎくんの勘違いにふれないんだ。
「あいつの誤解、おまえらからどうにかできないか」「理性強い誠実な南泉が誤解だなんて! そんなことないですって」「面白がってるのもう少し隠せよにゃ」
実際のとこ、ちょぎくんの夢を崩さないようがんばってるにゃんくんは誠実でいいなと皆思ってるので見守ってるんだよ。ほんとだよ。乱ちゃんくんもかしゅ~くんもニッコニコだし。
#にゃんちょぎ